歯周病
【倉敷市の歯科】歯周病治療の基本「プラークコントロール」って何?
こんにちは。
倉敷市の歯科【いしいデンタルクリニック】です。
日本では、多くの方が歯周病にかかっています。
2022年の歯科疾患実態調査によると、45歳以上の40%以上の方が4mm以上の歯周ポケットを有していることがわかっているのです。
参考:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」p22より >
歯周ポケットが4mm以上あるということは、歯ぐきの炎症が進んでいて、治療が必要な状態です。
歯周病は、重症化すると歯を失うだけでなく、全身の健康にも影響をおよぼします。
ここでは、歯周病治療の基本である「プラークコントロール」について、お話しします。
プラークコントロールとは
プラークとは歯垢のことで、歯の表面に付着している細菌のかたまりです。
プラーク1mgあたり1億個以上もの細菌が含まれています。
その中の歯周病菌が出す毒素が、歯ぐきに炎症を起こすのです。
プラークコントロールとは、
・プラークの量をできる限り減らす
・お口の中にプラークを溜めない
というようにプラークの量をコントロールすることです。
また、プラークは唾液中に含まれているカルシウムやリン酸と反応して、石のように硬い「歯石」となります。
歯石となると、歯磨きでは落とすことはできません。
歯石は表面がザラザラしているためプラークが付着しやすく、細菌が住みやすい環境になっていくのです。
ご自身で行うプラークコントロール
プラークコントロールの基本は、毎日の歯磨きです。
「食べたら磨く」を心がけて、お口の中を清潔に保つことが何より大切です。
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
などは、プラークが溜まりやすい場所ですので丁寧にブラッシングしましょう。
効率的に汚れを落とすためには、ご自身のお口に合う磨き方を習得する必要があります。
また、歯ブラシだけを使うのではなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことで、汚れの除去率は大幅にアップします。
当院では、お一人お一人に合わせたブラッシング方法やデンタルケア製品の選び方をアドバイスしていますので、お気軽におたずねください。
歯科医院で行うプラークコントロール
歯科では、専用の薬剤や機器を使って、歯磨きでは落としにくい汚れも徹底的に除去します。
毎日の歯磨きと歯科医院でのプラークコントロールを併用することで、より効果的にプラークを除去できます。
歯周病は、年齢に関係なく誰にでもかかる可能性がある病気です。
気になる症状がある方もない方も、まずはお口の状態チェックにお越しください。
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